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巻き爪は治る?
当院では、患者様に『治る』とは一切お伝えていません。
当院では、しっかり巻き爪を矯正してその患者様の趾にとって一番機能的な形になれば、卒業と言うことになります。卒業してからそのまま二度と巻き爪にならない方もいますが、多くの方は半年後、一年後、あるいは数年後に再発してしまうのが現状です。
これは、巻き爪の原因として、爪の構造と性質が大きく関与しているからです。しかも、爪の性質には遺伝的要素も大きく関与している事がわかっています。つまり、巻き爪になりやすい爪の性質を持っている方は、巻き爪になりやすい言うことになります。
巻き爪の原因について詳しく知りたい方はこちら↓をご覧ください。
しかしながら、当院の巻き爪矯正『ツメフラ法』では、巻き爪を劇的に矯正することができるのはもちろんのこと、使用する装具は超弾性形状記憶合金と言って、心臓バイパス手術等に使用されるステントと同じ素材でできています。この装具は、取り扱いに注意すれば半永久的に使用することが可能です。なので、一度きれいな形にまで矯正されて卒業された後、また爪が巻いてきたかなと感じたときには自分で装具を掛けていただければ、巻き爪が再発するのを防止する事ができます。
つまり、巻き爪にならないように自分で予防できるということになるので、装具をうまく使って生活をすれば、二度と巻き爪にはならないようにする事も可能と言うことになります。
なので、『治る』と言う表現を使いたくなる程良い状態にまで矯正する事ができるのではないかと思います。
病院で行われる治療
では、病院では一般的にどのような処置が行われているのでしょう。
①食い込んでいる爪を切る ※これはやってはダメです!
食い込んで刺さっている部分の爪を切る処置です。かなり深くまで爪を切り取ってしまうところが多く、中には麻酔等をせずに痛いのを我慢してもらいながら無理矢理爪を切り取る処置をする所もあるそうです。
【メリット】
●切りそこねが小さなトゲになっている位で、まだあまり刺さってない程度でしたらこの処置で改善します。※ただし、爪の切りかたが悪いだけで巻き爪ではない患者様に限ります。
【デメリット】
●巻き爪の原因には全くアプローチしていないので、巻き爪の患者様は改善しません。
●切った事により、巻き爪が進行し、さらに症状が深刻になってしまう患者様が多いのが現状です。
●毎回、定期的に病院で切ってもらうようになり、一向に改善しない。
②爪を剥がす ※これもやってはダメです!
巻き爪を丸ごと剥がしてしまう手術ですと。剥がした後は爪が丸ごと無くなるので、当然痛みは無くなりますが・・・・
「次生えてくるときは、綺麗になって生えてくる。」とか、言われている患者様も多いですが・・・
【メリット】
●爪が丸ごと無くなるので、食い込んでいたところの痛みはすぐに無くなる。
【デメリット】
●巻き爪の原因には全くアプローチしていないので、巻き爪の患者様は改善しません。
●爪が生えてきても、また巻いてしまう患者様が多い。
●爪が生えてくるまでは、力が入りづらくなる。
●爪自体が、もう生えてこなくなったケースもみられます。
③マルチワイヤーor超弾性ワイヤー
爪の両端に穴を開けて、その穴に弾力性の強いワイヤー(曲げても真っ直ぐに戻ろうとする力が強いワイヤー)を曲げながら差し込む方法。ワイヤーが真っ直ぐに戻ろうとする力で爪を真っ直ぐにしていくという考え方です。
この方法は、昔まだ有効な巻き爪の矯正法が無い時代に開発された方法で、当時は画期的な方法として広まりました。高田馬場病院の町田英一先生が、この方法では良く知られています。
【メリット】
●この方法で改善する患者様もいます。
●施術が簡単で早い。
●最近は、自分でワイヤーを購入して自宅ですることも可能です。
【デメリット】
●爪が割れたり、変形することがある。
●矯正する力の方向が悪く、爪に大きな負担が掛かる。
●横線(爪が皮膚から離れて白くなる部分)が後退する事が多い。※後退させないことが爪にとっては大事!
●爪の先端しか矯正出来ないことが多いので、再発しやすい。
●爪が平坦になりすぎてしまったり、爪が変形してしまう。
●爪に穴を開けるため、爪が短いとできないので結構伸ばしてもらう必要がある。
●技術者の技量で大きな差が出る。
●対応できない、あるいは変化しない爪も多い。
●再利用できない。
④手術【鬼塚法】 ※これもやってはダメです!
爪の巻いている部分を切除する方法。
【メリット】
●巻き爪の痛みはその時すぐになくなる。
【問題点】
●手術時、手術後にかなりの痛みがあるようです。
●爪幅が狭くなって、見栄えが悪くなる。
●足指に力が入りづらくなる。
●原因にアプローチしていないので、再発する確率が高い。
⑤手術【フェノール法・NaOH療法】 ※これもやってはダメです!
巻き爪で巻いている部分を根元まで丸ごと切り取ってしまい、さらに、そこに二度と爪が生えてこないようにフェノールと言う薬液で細胞を焼き殺す方法。
古くから医師の間で行われてきたポピュラーな巻き爪手術で、現在でも普通に行われています。
因みに、日本皮膚科学会のホームページでもこの方法は行わないよう勧告されています。
実はこの方法、当院でも行っている『ツメフラ法』の開発者である医師、鈴木俊二先生も過去にされていました。そして、フェノール法で施術された患者様の爪が醜くなるばかりか、細くなった爪がグルグルに巻いているのをみました。その時、既存の巻き爪の原因や治療法が間違っている。この治療法は全く原因にアプローチできていないと気付き、爪の研究をするきっかけとなったそうです。
NaOH療法は、フェノール法の代替として出てきた新しい治療法と考えられますが、生化学的に組織を殺す方法でフェノール法と同じ考え方の方法です。爪が巻いているからその組織を殺す・・・。果たして治療の方向性として合っているのかどうか、疑問が残ります。数年後の患者様の事まで考えているのでしょうか?
【メリット】
●その時の巻き爪の痛みは無くなる
【デメリット】
●爪幅が狭くなるため、見栄えが悪くなる
●足指に力が入りづらくなる。
●原因にアプローチしていないので再発する確率が高い。
●後々、鬼の角のような爪が生えてくる事がある。
⑥手術【ガター法】
爪の切り方が悪いなどの理由で、トゲのようになった爪が肉の奥深くに刺さり炎症している場合(陥入爪)や、指の大きさに対して、爪(爪甲)が大きい場合に深爪すると肉に引っかかり、爪が伸びる際にどんどん刺さってしまい炎症する場合に、爪のトゲがある部分や側縁を保護して、爪が肉に刺さらずにのばせるように、爪の側縁にゴム管を挿入する手術です。
【メリット】
●肉に刺さって伸ばせなかった爪が伸ばせるようになる。
●肉芽(にくが・にくげ)を伴った陥入爪にも適応できる。
●炎症が急速に治まることもある。
●術者の技量にもよりますが、爪母を傷つけないので、手術による見た目の悪さが比較的出づらい。
【デメリット】
●外れる事があるので、激しい運動は禁止
●違和感があり痛みが出る事もある。肉芽が小さくならない。
●メスを入れる。
●できる医師、やっている病院が少ない。
⑦VHO(コレクティオ)orインベントプラス
両サイドから細い装具を挿入して、そこに掛けたワイヤーを捻りあげる事で、爪が持ち上がると言う理論に基づいた方法です。
簡単な技術で、習得が容易、病院をはじめ多くの接骨院等でも導入されています。
しかしこの装具のつくりでは爪が浮き上がる方向には力が働かないんです。物理学に詳しい方がこの図を見ればわかると思います。きっと、こう答えるでしょう。「この力の掛け方で、矢印の方向に合力が働く事はありませんね。イラストの矢印は間違っています。」と・・・。
【メリット】
●施術が簡単。技術的に誰でもできる。
●装具が邪魔にならない。
【デメリット】
●矯正する方向に無理がある。
●高い技術が無ければ、軽い巻き爪以外は難しい。
●施術者の技量の差が大きい。
●なかなか変化が出ないことで、さらに強く巻かれる危険性がある。
●爪を矯正するどころか、より症状が複雑になる場合がある。
●実技研修もしっかりしないで、DVD学習のみで施術している場合もある。
⑧ポドフィックス コンビペッド
下記のような装具を爪に装着して、捻りあげて矯正する方法です。
【メリット】
●簡単で誰でもできる。
●装着時のリスクが少ない。
【デメリット】
●原因にアプローチできていない。
●矯正力が弱い。
●接着が剥がれる可能性がある。
●再利用できない。
●その日のうちには、爪の形はあまり変化しない。
巻き爪矯正専門の治療院で行われる矯正法・自分でできる対処法
①B/Sスパンゲ
爪に特殊なプレートを接着して、プレートの戻ろうとする力で巻き爪を矯正する方法です。これは、古くから行われている、ドイツ生まれの巻き爪矯正法です。
【メリット】
●貼るだけで簡単。
●痛みがある場合でも負担を掛けずに施術が可能です。
【デメリット】
●矯正力が弱く、結局矯正できないケースも多い。
●矯正中に貼り付けたプレートが剥がれやすい。
●矯正期間が長くなり、最終的に費用がかさんでしまう。
●再利用ができない。
●その日のうちには爪の形はあまり変化しない。
②オニクリップ
B/Sスパンゲと似たような矯正法で、ネイルサロンでよく行われている方法です。
【メリット】
●貼るだけで簡単。
●痛みがある場合でも、負担を掛けずに施術が可能。
【デメリット】
●矯正力が弱く、結局矯正できないケースも多い。
●矯正中に貼り付けたプレートが剥がれやすい。
●矯正期間が長くなり、最終的に費用がかさんでしまう。
●再利用できない。
●その日のうちには、爪の形があまり変化しない。
③ぺディグラステクノロジー
爪のサイドにはまる特殊な装具を挿入して、そのプレートを爪に貼り付け矯正する方法です。
日本発の巻き爪矯正法で、主に接骨院で普及しています。
【メリット】
●見た目が綺麗。
●B/Sスパンゲよりは矯正力がある。
●欠けた爪にも対応できる。
【デメリット】
●しっかり爪の形が変わるまでは時間が掛かる。
●装具の再利用ができない。
●その日のうちには、爪の形があまり変化しない。
④インベントプラス
VHOと同じ。
⑤テーピング
爪が食い込んで痛い部分の肉を、テーピングで引っ張って食い込みを軽くする処置。
【メリット】
●上手く貼れば結構痛みが取れて楽になる。
●簡単で手軽。
【デメリット】
●原因にアプローチしていないので、巻き爪自体はよくならない。
●テーピングが緩くなるので、毎日貼り直しが必要。
●不衛生。かぶれることがある。
●使用するテープが高機能でないと全く効かない。
テーピングはロイコテープが最適です。
⑥巻き爪ロボ・巻き爪ブロック
巻き爪ロボとブロックはセットで使用するものです。巻き爪ロボで巻いている爪を持ち上げて、巻き爪ブロックで維持すると言う方法です。
もともと、自宅で自分で矯正するように開発された装具ですが、最近はこれを使って治療してお金をもらっている治療院もあるようですね。
なんか、お気づきになった方もいるかもしれませんが、当院の矯正法『ツメフラ法』に見た目が似ていますよね。
その効果はどうでしょうか?
【メリット】
●自宅で、自分でできる。
●巻き爪ロボは巻き爪の矯正力はある。
●簡単にできる。むずかしい
【デメリット】
●巻き爪ロボの矯正する力の方向性に無理があり、爪に負担が掛かってしまう。
●テコの原理で、爪の真ん中を支点にしてネジで両端を巻き上げる事で、変な形に矯正されることがある。
●爪が割れることがある。
●巻きの強い爪は難しい。
●巻き爪ブロックには矯正力はほとんど期待できない。
●材質が悪くて伸びやすい。掛ける時に失敗するだけで伸びて使い物にならなくなることもある。
●当然、繰り返し再利用できない。
●「ツメフラ」に似ているが、全く非なるもの。
⑦コットンパッキング
コットンを爪が食い込んだ部分に詰める処置。注)やるのであれば、短期間(数日)だけにして下さい!!
正直やらない方が良いです。より症状が複雑化してしまいます。
当院の矯正法『ツメフラ法』
数ある矯正法の中から当院が『ツメフラ法』を選んだのはなぜなのか?
気になりますよね。
では、『ツメフラ法』と他の矯正法の違いを説明したいと思います。
①原因にアプローチしている
開発者の医師である鈴木俊二先生は爪を徹底的に研究し、それまで発見されていなかった根本的な原因を発見しました。そこにアプローチすることで、他の矯正法ではなしえない矯正が可能なんです。
②痛みが少ない
「全く痛みがない!」とは言えませんが、劇的な変化の割にそれほど痛みは感じなかったと言う方がほとんどです。これは原因にアプローチする事で、負担のない矯正ができるためです。
ただ、炎症していたり、食い込んだ爪の先が全く見えなかったり、巻き爪の症状は人それぞれ違うので、絶対に痛みがないとは言えませんが。
よく頂く患者様からの感想
●HPでみた時は痛そうと思ったけど、全く痛くなかった。
●もともとあった痛みが、矯正の途中からなくなった。
●来るときに履くのが痛かった靴が、帰りは履いても全く痛くなくなった。
●むしろ気持ちよかった。
③爪に負担がかからない
驚異的な矯正力の「ツメフラ法」ですが、爪にとって最も負担が少ない方向、動きたい方向に力を掛けています。ですから、爪に負担が掛からない上に、他の矯正法よりもスムーズに爪が動いてくれます。
実はこれ、凄く大事なことなんです。
他の矯正法では力の掛け方や方向が合っていないので、どうしても無理やり爪を矯正する感じになってしまいます。なので、当然爪に負担が掛かり、割れてしまったり、横線が剥がれるなど爪にとっての悪影響も避けられません。
④爪をデザインできる
「爪をデザイン?」
そうなんです。デザインするんです。
当院の症例をご覧いただければわかりますが、そもそも巻き爪は様々な巻き方をしています。両方均等に巻いている巻き爪もあれば、片側だけ、あるいは「の」の字に巻いている巻き爪、折れ曲がる様に巻いている巻き爪など多種多彩です。
「ツメフラ法」ではこのような多彩な巻き爪を、片側だけ矯正したり、両側から矯正したり、こちらはこの位で、もう片方はもっとあげましょう!などと、矯正をどこまで、どの位やるかを施術者の意図するようにコントロールすることができます。
つまり、爪をデザインすることができるのです。
なので、「ツメフラ法」では、ワイヤーの戻る力にまかせた安易な考えではなく、その人の指の形にとって一番機能的な形をゴールとして強制しているのです。
「その人にとって」を大切に矯正しています。
⑤様々な巻き爪に対応できる
巻き爪と一言に言っても、巻き方も人それぞれだし、人によって爪の厚みも違う、硬さも違う。さらには、深爪の方だっていますよね。
「ツメフラ法」では、そういった様々な巻き爪に対してしっかりアプローチできる様な工夫がされています。
巻き爪矯正に取り組んでいる院の中には、様々な矯正法(マルチワイヤー、B/Sスパンゲ、VHO等)されている院も多くみられますが、それ自体がその矯正法では対応できなかったと言う証明にもなっているのではないでしょうか?そもそも、一つの矯正法で対応できていれば、他の矯正法を導入しなくても良かったのですから。
⑥普通に生活ができる
患者様からよく頂くQ&A
Q1.帰りは歩いて帰れますか?
A.帰りはむしろ痛みなく快適に歩いて帰れます。
Q2.靴ははけますか?
A.痛かった靴も問題なく履けるようになります。
Q3.運動はできますか?
A.爪先が極度に圧迫されない限り、問題なく可能です。
Q4.お風呂は入れますか?
A.お風呂、むしろ推奨しています。
このように、基本的にオールオッケーです。
⑦装具は繰り返し利用できて、再発予防に使える!
ツメフラの装具に用いられている素材は、心臓バイパス手術にも利用されるステントと同じ、超弾性形状記憶合金です。これは、かなり高価な素材で、身体の中に入れられるほどアレルギー性も低い素材となっています。繰り返し使用しても耐えられる素材なので、再利用も可能です。
当院での巻き爪矯正を卒業した後、年月を経て再発される患者様もいらっしゃいます。その際には、その装具をご自身で装着することで再発を予防することも可能です。
つまり、ご自身で巻き爪にならないよう未然に防止することができる。これは、他の矯正法にはない大きな特徴です。
そういったことも加味すると、他の矯正法に比べても安価で、効果の高い矯正法だと言えます。
⑧もちろんデメリットもあります!
●まだ、技術者が少なくて施術を受けられるところが少ない。
●術者の技量、経験により、多少の差が出る。
●爪が割れることがある。(※術者の技量によるところが大きい)
●内出血することがある。(※装具をつけたまま激しい運動等した場合)
●丁寧な下処理、説明等により、施術時間が長くなる。(1~2時間程)
●医師法により定められているため、化膿炎症している所の処置はできません。
香月 勇一(かつき ゆういち)
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※爪の硬さや変形の度合いにより個人差があります。
※あくまでも個人の感想で、効果を保証するものではありません。
福岡宗像巻き爪矯正センターの施術の特徴
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